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年度後半のチャレンジ、決定!

1年越しで願いが叶うよ

今年度後半、横浜のひかりが丘という団地にある「カプカプ」という生活介護事業所で「福祉と舞台芸術をつなぐファシリテーター養成講座」が開かれます。

「受講生たちが、体奏家の新井英夫さんとその仲間達(新井一座)、カプカプ所長の鈴木さん、カプカプのメンバー(利用者さん)や職員さんに学び、ジッケン的なワークショップを試行する」という講座。

今年度、ついにこの講座に参加させて頂けることになりました。昨年は選にもれてしまったので、1年越しで参加の願いが叶ったということになります。先日(8月23日)、顔合わせのオンライン会議に参加させて頂きました。
「将来神奈川県内の福祉×パフォーミングアーツを支えていく創作家を育成します」とあるので、ドキドキしちゃいますけれど、すごく楽しみです。

昨年この講座について知ったときに、「私のこれまでが集約された場かも~。ご縁かも~」と思いました。2つの共通点がある気がしたのですよね。

1つ目は即興色の強いパフォーミングアーツ、2つ目は障がいのある方との活動。

東京に出てきてから20年以上はパフォーミングアーツと距離を置いていましたが、1999年までは仙台でけっこうのめり込み気味にやっていたのでした、私・・・(忘れかけてましたけどw)。

最初は台詞のある普通の芝居をやっていたのですが、だんだん台詞がなくなって、かつ即興色も強くなって、やる場所も野外(森林公園とか街中とか)になっていき、その場にいる市民の方も巻き込んで言葉なしでコミュニケーションをしたり、しまいにはフランスのアビニヨン演劇祭の街角でもゲリラっぽくやったりとか、いささか変わった方向に進んでいました。

そこから20数余年、2016年に青山学院大でのワークショップデザイナー養成講座で新井先生の授業を受けたときに、「わあ、こういう感じ、好きだ。懐かしい」という思いがこみ上げてきたのを覚えています。

さらに、障がいのある方(←この言い方もどうにかならないかと思うんだけど)と一緒に何かするのも好きだったんですよね。大学時代は脳性麻痺で体が不自由なクラスメイトとずっと一緒に行動していました。東京に来てからは、近所の授産施設で利用者さんと一緒にお菓子を作ったり、ポスティングしたり、楽しく活動したりもしていました。

振り返ると、「私が何かをしてあげる」とか「教えてあげる」っていう感覚はあまりなかったと思います。例えば授産施設でお菓子を作るにしても、利用者さん達の方がいろんなことを知ってますから。もちろん私の方ができることはするんだけど、私ができないことを教えてもらったりフォローしてもらったりして、学ばせていただいたなって思うことの方が多いです。

そう考えるにつけ、以前新井先生がおっしゃっていた「(障がいがないとかあるとか関係なしに)その場にいるみんなが場を支える」、「健常者が与えるのではなく、フラットに遊びの場に飛び込む」っていうのがめっちゃしっくりきまして。「障害があってもなくても、どんな人も、みんなが生きやすい状態(←『社会モデル』)」っていうのも、すごく共感する考え方だと思ったんですよね。

つらつら書いてしまいましたが、新しいこの経験がすごく楽しみだ、っていうことです。
念願の講座受講ですし、もしかすると私の後半人生に大きな影響を与えるエポックになるんじゃないかっていう気もしております。
どうなるかわかんないけど、楽しみたいと思います。

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