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ナラティブは深い

いろんな領域で活用されているんだな

土曜日に、東京の某大学大学院の社会人大学院生が授業の中で開発なさったワークショップを体験する機会を得ました。

普段のお仕事も背景も異なる社会人が5名程度のチームを組み、人材開発・組織開発の基礎を学びながら、現場で役に立つワークショップを作るという授業の最終段階に参画させていただいたというわけです。

詳細は伏せるのですが、「ナラティブ」という概念がキーになってワークショップが設計されていたことが非常に印象的でした。

私はナラティブっていったら心理学(ナラティブセラピー)やキャリアカウンセリング(キャリア構成理論)、って思うのですが、経営学の世界でもナラティブはなじみ深い概念なのですね。

(今度ダブリン・ラボでもナラティブを扱ったワークショップをしますが、そういえばまさに組織開発系のお仕事をしているはやひろさんも、ブログで「ナラティブ」について言及されてましたわ。)

領域によって同じ「ナラティブ」という言葉も定義が異なり、活用のされ方も異なっていて、おもしろいな~と思いました。

ワークショップ自体もすごく作り込まれていて、関わる誰に対しても温かい視線が注がれる、すばらしいものでした。ワークショップの対象者が「管理職」とか「上司」という設定だったので(そういう立場になりきって参加する)、私の部下対応のまずさとか怒られるんじゃないか・・・と思っていましたが、そんなことはまったくなく(っていうか、実際には部下いないんだけどねw)。上司、部下両方の立場や思いを踏まえながら、重要なことを上司自ら気づいていけるようなワークショップでした。

私は学校から社会へのブリッジ部分を担当しているわけですが、職業の世界に入ってからの彼らが心配になることがあり、在学中から何か働きかけができたらな(4年次のキャリア教育っておざなりにされがちです・・・)とか、入社後のフォローアップができたらな、とか思ったりもします。

そういう仕事もできるように、組織や人材のほうにも目を向けていきたいと思いました。

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