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「福祉と舞台芸術をつなぐファシリテーター育成講座」振り返り

素晴らしい講座だった。それだけに、悔いがちょっと残ったよ

8月に応募し、10月から3回の予定で参加してきた「福祉と舞台芸術をつなぐファシリテーター育成講座」。

横浜市のひかりが丘団地内にある「カプカプ」(地域作業所)の利用者さんが参加して行われている、「新井一座」のワークショップ。

今回の講座は、その場づくりやファシリテーションを、利用者の皆さん(カプカプーズ)と新井一座から学ばせていただくというものでした。

本当に貴重な講座を受講させていただいたと思います。

その一方で、2月に実父が他界したこともあって、最後の回(3回目)に参加することができず、残念な気持ちです。やり残し感があります。

3月9日に講座全体の振り返りの会があり、そこで3回目の動画を見せていただいたり、受講者の省察を伺ったりしました。その中で、これまでに経験したことや考えたことがちゃんと積みあがっていることや、新たな課題が明確になっていてすごいと思いました(と思うにつけ、3回目参加できなかったことが残念なのですが)。


自分なりに振り返って思うのは、カプカプーズの皆さんとのその場のかかわりで学ぶということがいかに貴重だったかということです。

「そこで起きていたこと」について、新井英夫さんをはじめとする講師の方々からフィードバックを頂くことで、そこに参加していたカプカプーズの皆さんにとって何がどう良かったのかよくなかったのかが言語化されて肚落ちしたり、新たな視点を得て目から鱗が落ちたりしました。他の場では得られない唯一無二の学びだと思います。


事前のコンセプトワークや準備だけではなく、その場(瞬間)での観察と把握と判断→即興、メンバーどうしの連携などが求められる場づくりはとても難しいけれど、だからこそ価値があるんだと身をもって実感しました。

また、そうして作られる場は、何というか「生き物っぽい」と思いました。だからこそ、臨機応変で、一人ひとりにとって心地よく生き生きとした場になるように、どんどん変化していくんだなと思いました。


自分に対する気づきとしては、自分が仕事の中などでやっていた(あるいはやれている)と思っていたことが、実は全然やったことがなかった、あるいはできていなかった、ということでした。

また、1回目・2回目に参加しながら「自分には妙な遠慮?勇気のなさ?があるなあ」と思っていたのですが、結局そこから完全に抜けないまま終わってしまったなという後悔もあります。もうちょっと長期的に取り組んでみたいな、この先、もしボランティアのような形で新井一座のカプカプワークショップに参加させていただくチャンスがあったら嬉しいな、と思ったりもしました。


最後になりましたが、貴重な場に入れてくださったカプカプの鈴木さん、まほさん、カプカプーズの皆さん、スタッフの皆さん、新井さんをはじめ講師各位、さまざまなご手配やご配慮をしてくださったセンターフィールドカンパニー(椎野さん)に改めて感謝申し上げます。

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