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書籍紹介「ともに生きるための演劇」

教育やコミュニティにおける演劇の可能性

劇団「青年団」を主宰する劇作家・演出家であり、兵庫県の芸術文化観光専門職大学の学長も務める平田オリザさんの本です。

演劇の起源から始まり、多様性理解のための演劇の効果、対話の重要性、ハイコンテクストな日本社会だからこそ必要なエンパシーについてなど、深く考えさせられる内容でした。

日本でも、特に初等教育に演劇教育が導入されることを強く望みます。

うまく芝居をするとか、演じることそのものが大切なのではなく、演劇を作る過程における多様性理解や、意見・文化の違いのある人との合意形成、シンパシーではなくエンパシーのちからをつける必要性など、深くうなずきながら読みました。

演劇には、社会を変える力があると思います。私も何らかの関わりを持ちたいなあ。

「ともに生きるための演劇」平田オリザ著 NHK出版

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