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せんだいメディアテークで活版印刷

活版印刷、深い

10月14日~15日、第2の故郷仙台に行ってきました。

全部楽しかったんですが、特にせんだいメディアテークでたまたま見つけて参加した、活版印刷ワークショップが面白かったなあ(ひとりでぶらぶらしてると巡り会いますね)。

地下1階にある秘密の工場みたいな場所で、活版印刷研究会さんが開いているワークショップ。
※活版印刷研究会さんは、活版印刷が好きな人たちが集まって、活版の整理やワークショップなどの普及活動をしているグループです。

活版印刷の簡単な講義を受ける→
カードに刷る12文字の原稿を考える→
活版の棚から文選箱に活版を拾う(「銀河鉄道の夜」でジョバンニがやってましたね)→
組版をする(活版を差し替えるだけですが)→
印刷機にセットして印刷→
活版とか枠を拭き掃除→
棚に活版を戻す

こんな工程でしたが、活版が大量で探すのがめちゃくちゃ大変なうえ、小さいから見えないしつまめないし、でなかなか大変でした。

西洋ならアルファベットだから少なくてすみますが、日本語はひらがな、カタカナだけじゃなく漢字があり、膨大な量なんですよね~。

※研究会さんのサイトからお借りした活版の棚の写真、ご覧ください。

組版とか印刷の工程も、すごく味わい深く、面白かったです。
刷り上がりも趣深いですよね。

それにしても、何百ページもの書籍を作る場合でも、1ページずつこれをやってた(少ないけど今もやってる人がいる)わけですね。
職人さん、すごいわ‥。
そのおかげで、文化が伝播継承されてきたわけですよね。

ありがたいことです、本当に。
体験したからこそ実感できることがありますね。

別件ですが‥。
メディアテークには、3月11日をわすれないセンター(わすれン)というものもあり、市民の生の声を集めたり展示をしたりもしています。

また、発災直後から4月半ばくらいまでの河北新報等もそのまま読めるようになっています。

新聞をみると、当時のことがまざまざと思い出されます。
定期的に訪れたくなる、訪れるべき場所だな、と思います。

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